分子栄養スポーツメソッドって? 子供たちの未来のために!未来を担う子供たちのために!

「健康栄養からのスポーツ栄養」 サッカーを頑張る子どもたちの保護者の方々へ 少年サッカーで頂いた元気に恩返し!

「食育」って・・・なぁに? 食育基本法から学ぶシリーズ【第7回】

一般社団法人日本スポーツ栄養コンディショニング協会のスポーツ栄養コンディションアドバイザーマスター認定講師の杉本です。

http://jsnca.com

f:id:sugisun_papa:20170219115842j:plain ※吉田理事長とツーショット

前回(第6回)は食育基本法をみていく中で、第5条の子どもとの食育における保護者の役割と気になる調査データのことをお話ししました。

20~29歳、30~39歳という年齢層はまさに子育て世代!

この世代が食に、食育に関する知識や取組みを次世代に伝え、繋げていけるようにすることが喫緊の課題となっています。

日本スポーツ栄養コンディショニング協会が取り組んでいる「健康栄養からのスポーツ栄養」「スポーツで頑張る子どもたちの応援団たる保護者や指導者への働きかけ」は、まさに時代の要請に応えることそのものなのです。

もう少し食育基本法をみてみることにしましょう。
http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/pdf/kihonho_28.pdf

第十六条は食育推進基本計画のことを述べています。
 食育推進会議は、食育の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るた
 め、食育推進基本計画を作成するものとする。 (2項以下省略)

第十七条では都道府県が、第十八条では市町村がそれぞれ食育推進基本計画を作成するよう努めなければならない(努力義務です)としています。

2015年度時点で計画を作成している市町村はどれくらいなのでしょうか?

全国1741市町村中、1335市町村(作成率は全国平均76.7%、東京都72.6%
406市町村で未作成です。
50%未満の都道府県は・・・北海道、千葉、三重、和歌山、鳥取、福岡、沖縄

つまり23.2%の市町村で未作成・未実施・・・さて貴方がお住いの市町村はいかがですか?
自分が住んでいる自治体の食育行政がどうなっているのか?関心を持つことが大事なことです。
(市町村のHPを見ればわかりますよ。)

第3次食育推進基本計画(2016~2020年度)が2016年3月、食育推進会議(食育基本法第二十六条)で決定され、現在推進されています。

http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kannrenhou.html

どんな構成になっているのでしょう?

はじめに
 1.食をめぐる現状
 2.これまでの取組と今後の展開

第1 食育の推進に関する施策の基本的な方針
 1.重点課題
 2.基本的な取組方針

第2 食育の推進の目標に関する事項
 1.目標の考え方
 2.食育の推進に当たっての目標

第3 食育の総合的な促進に関する事項
 1.家庭における食育の推進
 2.学校、保育所等における食育の推進
 3.地域における食育の推進
 4.食育推進運動の展開
    この中で、毎年6月を「食育月間」、毎月19日を「食育の日」と定めて
    「家族そろって食卓を囲む」など実践的なものになるように十分配慮し
    つつ取り組む・・・ということが書かれてるんです!
 5.生産者と消費者との交流の促進、環境と調和のとれた農林漁業の活性化等
 6.食文化の継承のための活動への支援等
 7.食品の安全性、栄養その他の食生活に関する調査、研究、情報の提供及び
   国際交流の推進

第4 食育の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項
 1.多様な関係者の連携・協力の強化
 2.地方公共団体による推進計画の策定等とそれに基づく施策の推進
 3.積極的な情報提供と意見等の把握
 4.推進状況の把握と効果等の評価及び財政措置の効率的・重点的運用
 5.基本計画の見直し

次回(第8回)は2月22日を予定しています。